Language LitvsLingQ

Language Lit vs LingQ

同じ良いアイデアから生まれた二つのアプリ。本当に読みたいものを読んで言語を学ぶ、という発想です。ここでは、その一方を作った本人が両者の違いを書きます。LingQ の方が向いている場面も、正直にお伝えします。

先に正直に言っておきます。Language Lit を作ったのは私なので、中立なレビュアーではありません。でも LingQ は使ったことがあるし、尊敬しています。長く続いていて、ライブラリも豊富で、出発点となる発想、つまり本物のコンテンツを読んで出会った単語を保存する、というのは正しいものです。

だからこれは批判記事ではありません。二つで迷っているなら、両者がどう違い、それぞれ誰に向いているのかを正直にお話しします。

ワンタップでわかる違い

同じ単語。訳し方は二通り。

辞書はすべての意味を渡して、あとはあなたに選ばせます。Language Lit は文を読んで、ここに収まる一つを返します。もう一度タップすれば、別の訳、文法の解説、例文、AI が描く記憶のフックまで。

リーダーでフレーズをタップすると、その文のために訳される様子。
Language Lit英語

The exam was a piece of cake.

この文では:あの試験は楽勝だった。

LingQ辞書+ヒント

cake

  • ケーキ、洋菓子
  • (石けんなどの)一個、塊
  • 固まる、こびりつく

合うものは自分で選ぶ。

翻訳の出てき方

ここが一番大きな違いです。LingQ では単語をタップすると、辞書の項目と、ほかの学習者が保存したヒントが出てきます。速いですし、単語単体ならこれで十分です。

Language Lit では単語やフレーズをまるごとタップすると、その文のために書かれた訳が返ってきます。慣用句はバラバラの直訳にならず、慣用句のまま。三つの意味を持つ単語も、この文が実際に必要としている一つになって返ってきます。定義のリストを見下ろして、どれが合うのか当てる必要はありません。

もっと深く知りたくなったら、同じタップからすぐそこにあります。別の訳し方、文法の解説とこの文がそう成り立つ理由、その単語をほかの文脈で使った例文、そして単語を記憶に定着させるために AI がその場で描く視覚的なニーモニックまで手に入ります。

ワンタップで、ぴったり合う意味と、それを定着させる深さまで手に入る。

本当に忘れたものだけを練習する

どちらのアプリも読みながら単語に印をつけます。違うのは、その印を動かしているものです。LingQ では単語のステータス、新規・学習中・既知を自分で設定し、色はあなたが指定したとおりに従います。

Language Lit はそれをあなたの代わりに割り出します。機械学習モデルがあなたの復習の様子を見て、単語ごとに、いま各単語をどれくらい覚えていそうかを予測します。ハイライトはあなたが付けたラベルではなく、その予測に従います。忘れかけている単語が光り、記憶が強くなるにつれてハイライトは薄れ、やがて消えます。ページはあなたの本当の記憶の状態を、リアルタイムで見せているのです。

これこそが時間を節約してくれる部分です。練習に向かうと、本当に忘れ始めた単語が、こぼれ落ちる直前で捕まえられて出てきます。もう完璧に覚えている単語は出てきません。間隔反復に詳しい人へ。これは本物の FSRS、最先端のスケジューリングアルゴリズムで、それを裏付ける復習ログもあります。

一方 LingQ は、固定のはしごで復習を組みます。正解するたびに単語が決まった間隔を上っていきます。一日、次に三日、一週間、二週間、一か月、そしてその段は単語ごとに同じです。特定の単語をどれくらい知っているかは予測しないので、よく知っている単語も、こっそり忘れかけている単語と同じ時計で戻ってきます。

練習の時間は、あなたが本当に失いかけている単語だけに向かう。

読めるもの

どちらにも自分のコンテンツを持ち込めます。Language Lit では YouTube の動画を貼れば音声に合わせて読めますし、ニュース記事、EPUB、PDF(スキャンしたものでも OCR にかけます)、どんな Web ページでも取り込めます。

それに、空っぽの本棚から始めるわけでもありません。共有はこのアプリの大きな柱です。ほかの学習者が公開したレッスンを読めますし、自分の作ったものをコミュニティに公開できます。さらに、Project Gutenberg のクラシック名作が4万冊以上、アプリが対応するすべての言語で、無料のライブラリとして揃っています。段階別に作られた学習者向けレッスンのカタログは LingQ の方が大きく、何年もかけて積み上げてきたものです。そのレベル分けされたライブラリこそが一番大事なら、それは LingQ を選ぶ正当な理由になります。

自分の取り込み、コミュニティが共有するレッスン、そして4万冊以上の無料の本。

文字だけのページで終わらない

読むのは半分にすぎません。Language Lit はどのレッスンも、本物の人が話しているような声で読み上げます。一分も経てば耳が受けつけなくなる、あの機械的な音声合成ではありません。LingQ では、リアルな声は上位の Plus プランに閉じ込められています。

それに、レッスンは文字の壁である必要はありません。物語に命を吹き込むために、好きなだけ画像を足せますし、挿絵入りのレッスンを AI にまるごと作ってもらうこともできます。頭の中で思い描ける物語なら、その中に留まりやすくなります。

本物の声のナレーションと、好きなだけの画像。文字の壁ではなく。

英語だけでなく、あなたの言語で使える

アプリ全体が33のすべての言語に翻訳されていて、どの文脈訳もあなたの話す言語で返ってきます。だから母語が英語でなくても、すべてを英語経由にする(多くのツールがさりげなくそう前提しています)のではなく、自分の言語だけで読み、学び、復習できます。

これは自分の毎日の体験になるまでは小さなことに聞こえます。メニューも、文法メモも、解説も翻訳も、あなたが実際に考えるときに使う言語で届きます。英語のネイティブでない人にとっては、それがツールを使い続ける理由そのものになることも多いのです。

読むのも、学ぶのも、復習も、すべて英語を経由せずあなたの言語で。

それがどう見えるか

覚えるにつれて単語が薄れていくのを見て

単語を一度保存するだけ。まだ忘れているうちは光ったまま、記憶が強くなるにつれて自然に薄れていきます。ハイライトが消えたら、その単語はあなたのもの。もう練習に出てきません。

cake新規
cake学習中
cake成長中
cake定着
cake習得済み
保存した単語が次に読むものの中で光り、定着するにつれて薄れていく様子。

並べて比較

手短に言うと

並べて比較Language LitLingQ
翻訳AI が、その文のために書く。単語も、フレーズも、慣用句も。辞書の項目と、コミュニティが保存したヒントを、一語ずつ。
復習する対象モデルがあなたの忘れかけを予測し、それだけを練習させる。土台は本物の FSRS。ステータスごとの固定間隔。どの単語も同じスケジュール。
読書中のハイライトFSRS 駆動。忘れかけると単語が光り、記憶が強まるにつれて薄れていく。読みながら自分で付けるステータスで色分け。新規・学習中・既知。
コンテンツ自分の取り込み(YouTube 読み上げ、記事、EPUB、OCR 付き PDF、Web)、コミュニティ共有のレッスン、そして4万冊以上の無料の本。学習者向けに作られた大きな段階別ライブラリ、それにインポート。
ナレーション本物の人が話しているような声で読み上げ。リアルな声は上位の Plus プランのみ。
画像好きなだけ足せる。挿絵入りのレッスンを AI にまるごと作らせることも。1レッスンにつき自動生成の画像が1枚。
あなたの言語33言語すべてで完全にネイティブ。インターフェイスも、解説も、翻訳も。インターフェイスはいくつかの言語で提供。
無料プランメソッドまるごと、ずっと無料、クレジットカード不要。保存できる単語数に上限あり。無料プランは制限あり。日常的に使うには有料プランが必要。

どちらがあなた向きか

正直に選ぼう

LingQ の方が良い選択になるとき

  • 段階別に作られた学習者向けのレッスンや物語の、一番大きなカタログが欲しい。
  • すでに何年分もの保存した単語がそこにあって、やり直したくない。
  • コミュニティのヒントと、大きくて活発なフォーラムが好き。

Language Lit の方が合うとき

  • 単語だけでなく、文全体を読んだ翻訳が欲しい。
  • もう知っている単語に時間を無駄にするのをやめたい。アプリがあなたの忘れかけを予測して、それだけを練習させます。
  • 自分の取り込みとコミュニティ制作のレッスンを一か所にまとめたい。そこに名作の大きな無料ライブラリも。
  • 母語が英語ではなく、アプリ全体とすべての翻訳を自分の言語で使いたい。
  • 本物の人が話しているような声で読み上げられ、画像で満たせるレッスンが欲しい。文字の壁ではなく。
  • 期限切れになるお試しではなく、本物のメソッドである無料プランが欲しい。ずっと無料、クレジットカード不要、しかも有料プランも月あたりの料金は安い。
無料で読み始める

ずっと無料、クレジットカード不要。

質問

決める前に

Language Lit は LingQ のただのクローンですか?

いいえ。出発点は同じ、本物のコンテンツを読んで出会った単語を保存する、ですが、エンジンが違います。辞書の検索ではなく文を理解する AI 翻訳が手に入り、何を復習してハイライトするかは、手で設定するステータスではなく、あなたの忘れかけを予測するモデル(本物の FSRS)が決めます。

LingQ のように自分のコンテンツをインポートできますか?

はい。読み上げ音声付きの YouTube 動画、ニュース記事、EPUB の電子書籍、OCR を通したスキャン PDF も含む PDF、そして Web ページ。すぐに読める何かから始めたいなら、共有レッスンや無料の Gutenberg 名作もあります。

Language Lit は LingQ と同じくらい多くの言語に対応していますか?

Language Lit は30以上の言語の学習に対応し、アプリ自体のインターフェイスは33言語で使えます。LingQ も似た範囲をカバーしているので、ほとんどの人にとってここは決め手にはならないでしょう。

無料版はありますか?

はい、ずっと無料でクレジットカードも不要です。メソッドまるごと、読書、タップ翻訳、間隔反復フラッシュカード、読み上げ音声が使え、保存できる単語数に上限があります。有料プランはその上限を上げ、さらに増やします。自分のコンテンツのインポート、より多彩なナレーターの声、視覚的ニーモニックの裏で動くより鋭い AI、そしてより強力な翻訳と解説のエンジンです。

レッスンに音声や画像は付けられますか?

はい。どのレッスンも本物の人が話しているような声で読み上げられますし、好きなだけ画像を足したり、挿絵入りのレッスンを AI にまるごと作ってもらったりできます。LingQ では、リアルな声は上位の Plus プランに限られています。

本当に読みたいもので試してみて

記事や動画が一つあれば、自分に合うかどうかわかります。

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